研究論文が国際誌 Neuroscience Letters に掲載されました

2026-09-17

本学情報・AI・データサイエンス学科高島一郎教授の研究論文が国際誌 Neuroscience Letters に掲載されました。
論文名は「Voltage-sensitive dye imaging reveals chronic peri-infarct hyperexcitability after MCAO in mice」(マウスの電位感受性色素イメージングにより、脳梗塞周囲領域で慢性的な神経過興奮性が生じることが明らかになった)です。
産業技術総合研究所・R医療専門職大学・徳島文理大学との共同研究成果です。

掲載論文はこちら(有料)。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0304394026002284

【論文のポイント】
脳梗塞で脳の一部が損傷すると、その周囲の「梗塞周囲皮質」が機能回復に重要な役割を果たすと考えられています。本研究では、脳梗塞モデルマウスを用いて、この領域の神経活動と神経回路を調べました。その結果、脳梗塞後の慢性期においても梗塞周囲皮質では神経活動が高まっており、さらに、興奮性(E)・抑制性(I)シナプスがともに増加していましたが、興奮性の増加がより大きく、E/Iバランスが興奮側へシフトしていることが分かりました。
脳梗塞後、脳の神経回路はどのように変化し、その変化は機能回復とどう関係するのでしょうか。こうした複雑な脳の変化をデータとして捉え、AIやデータサイエンスを活用して読み解くことで、脳の状態に応じた新しい治療やリハビリテーションにつながる可能性があります。