就職支援のステップ

1. 就職ガイダンス・オリエンテーション

入学年度より、就職を念頭にした教育があります。 実務に対応できるスキルを身につけるための学習の進め方と心構えを学ぶ機会です。具体的な就職活動スケジュールを説明し、就職を希望するターゲット業界や企業を見据えた学習を支援します。 学生生活支援と就職支援の両方について、入学時に集中講義し、その後は、年間を通じてオリエンテーションで情報提供しています。

入学時の集中講義は、主に、大学での就学を中心とした学生生活や卒業後の進路や就職に向けた活動などを全体的に広く説明します。 また、年度と前後期の節目に実施するオリエンテーションや、毎週行われる就職系の授業では、日々の学生生活の中から就職活動、卒研、外部講師の講演を通して詳しく説明しています。

主な実施内容

  • 新入生オリエンテーションで就職意識調査
  • ワークプレイスメント
  • 読み書き話す能力育成 (6〜8人の少人数グループ別)
  • 在学生オリエンテーションで就職意識調査
  • 大学院進学サポート
  • 就職登録票配布
  • 就職希望動向調査
  • 就職活動支援講座 4月~12 月:20回以上
  • 外部講師講演:SPI演習など
  • 就職マニュアル説明会
  • 就職イベントへの参加支援
  • 就職活動の個人指導
  • 4年生就活状況フォロー
  • 学内企業説明会(選考会)60回以上開催
2. 履歴書・エントリーシートの作成

履歴書やエントリーシートの作成方法や自己アピール方法を学びます。並行して、自己分析・企業の情報収集方法を指導することで学生自身に今後のキャリアプランの明確化を意識させます。 特に履歴書の作成や企業研究においては、就職支援センターの職員や、研究室の卒研指導担当教員が学生を一人ひとり個別に指導します。進路や就職活動のストレスがたまった時に気軽に相談できるようにしています。日常の学生生活での履修計画や資格取得についてのカウンセリングも行い、就職活動や将来の進路に対する学生の不安を解消します。卒研指導担当教員が学生一人ひとりと向き合い、早期より個性に合わせた指導を実施します。場合によっては、ハローワークへ学生たちを引率して、求人情報の閲覧を体験させたり、マイナビ・リクナビへの登録をさせ、求人情報の検索を体験させます。

マイナビ・リクナビで求人情報検索

マイナビ・リクナビで求人情報検索

主な実施内容

  • きめ細かな履歴書添削
  • 進路決定への不安解消
  • 将来の自己追求をフォロー
  • 学生の夢実現をサポート
  • ハローワークヘ帯同引率
3. 適性試験・模擬面接対策の実施

企業の採用試験で行われる適性検査(SPI等)の試験対策を行います。採用にあたって企業が行う適性試験やSPIをはじめとする就活対策講座を年間20回以上開催しています

グループ模擬面接
適性試験対策

主な実施内容

  • キャリアデザイン指導
  • 適性試験/SPI対策
  • 個人模擬面接
  • グループ模擬面接
  • 就職試験の疑似体験
4. マナー教育の実施

2年次には、社会人としての心構え・基礎マナーの指導があります。企業担当者と接する上での注意点の理解を促し、円滑に活動を進める狙いがあります。

マナー教育の実施
マナー教育の実施
5. 学内における企業説明会

企業担当者を招き、セミナーや合同企業説明会を学内にて行います。学生のホームグラウンドで行うため、リラックスして参加できます。企業によっては、その場を使って採用試験の一部を実施する場合も有ります

一次採用試験
学内企業説明会

学内企業説明会は、年間60回以上開催しています。企業選択の精度を高め学生自身を売り込むチャンスでもあり、積極的に取り組んでいます。

主な実施内容

  • 企業の人事採用者が説明
  • 採用試験の一次選考も実施
  • 業界情報説明
6. 外部講師による業界研究会

様々な業界のリーディングカンパニーから外部講師を招き、技術動向や仕事のやりがいなどの話を聞く機会を企業人との懇談会などを開催します。また、企業の方を学園祭に招き、在学生と意見交換をする機会を作って、就職情報提供や質疑応答をしていただいています。

外部講師による体験談の講話
学園祭で企業の方との意見交換会

企業との懇談会では、企業の若手社員と定期的に面談してリアルな情報をつかみます。また人脈をつくる機会でもあります。
企業人との懇談会として、IT系企業からコンピュータ組込み系、医療系ソリューションシステム開発、福祉基盤系ソフトウェア開発、産業・流通・金融系の企業システムのソリューション開発の分野で活躍中の若手システムエンジニアが、本学の学生のキャリア教育のために、毎年来学していただいています。そこでは、仕事内容、マナーなど、若手社員が社会人になって初めて体験したことや上司から日々指導を受けていることなども含めて、学生に分かるように自由に話をしていただきます。受講する学生を幾つかのグループに分けて、それぞれのグループを若手社員が巡回して様々な興味深い話をしていただき、それについて討論するというスタイルで進めています。

若手システムエンジニアとの懇談会

若手社員は比較的学生と年齢が近いので、有意義で闊達な意見交換ができます。
学生の主な感想は以下の通りです。

  • システムエンジニアの仕事が分かり、プログラムを作るだけでは無いと分かった。
  • システムエンジニアって難しそうで不安だったが、興味が持てた。
  • 自分のプログラムの知識を活かせる企業と思った。
  • 仕事に対するチャレンジの気持ちが大事だと分かった。
  • 夢に向けて活躍する社員を応援する会社だと思った。
  • 若手社員の方々との闊達な意見交換ができたことで、本学の学生も自信を持つことができました

このような取り組みで、実際の企業人と意見交換することによって、今まで本学の学生が描いてきたシステムエンジニアのイメージを新たにすることができ、今後の就職活動の一助になっています。
更に、外部の就職あっせん企業が開催する就職マッチングイベントへの参加を奨励し、多くの企業の人事担当者と直接話す機会を作ります。

人事担当者との対話

主な実施内容

  • リアルな就業情報を入手
  • 業界/企業の実態を掴む
  • 社会人とのコミュニケーション力を醸成
  • OB/OGとの情報交換で不安解消、人脈構築
就職マッチングイベントへの参加①
就職マッチングイベントへの参加②
7. 資格取得支援

本学では、ICT、IoT、MOTなど、幅広い能力を身につけて、グローバル社会で活躍できる人材育成を実施しています。そのため、在学中は、就職や企業での実務に役立つ資格取得も奨励しています。就職活動を有利に進める各種資格の指導をします。C言語検定・Java検定・ITパスポート試験・基本情報処理試験TOEICなどの校内受験の機会も設け、個々の希望に応じたスキルアップを後押しします。

主な実施内容

  • プログラマの能力開発として、古くから重要視される資格に基本情報処理技術者資格があります。高度IT人材として活躍するために欠かせない実践的な能力です。
  • ITの基礎力を測る試験にITパスポート資格があります。ITと関わるうえで必要最低限な知識と活用方法を理解していることの証になります。
  • プログラミングスキルを客観的に測る試験に、C語プログラミング能力認定試験があります。3段階に分かれて学習習熟度に合わせて取得を支援しています。
  • ネットワーク時代に欠かせないJavaプログラムの基本的な技術を測るJavaプログラミング能力認定試験にも挑戦できるように指導しています。
  • IoT時代のコンピュータデータを正しく管理し運用できるスキルを証明する資格を支援しています。本学での学習を通じて、企業の情報システム基盤の企画・開発・運用・保守の中核としてデータ活用を主導するデータベーススペシャリストを目指します。
  • 企業の経営状態を把握・分析して、上級企業人材として活躍するベースとなる基礎技能として重要な簿記能力について日商簿記検定の取得を目指します。
  • 英語の読み書き・コミュニケーションスキルの指標となるTOEICスコアの獲得と向上を目指します。学習を通して、海外マーケットで通用する語学力を養います。
  • 留学生に対しては、日本国内で働く上で必要な日本語能力を養います。語彙・文法・コミュニケーションスキルを客観的に証明する日本語能力検定です。

これらの資格は、学生が就職活動において、履歴書に記述できる資格です。就職活動で学生を客観的に評価する公の資格になります。自己をアピールする重要な要素になります。

8. インターンシップを奨励

本学では、インターンシップをキャリア教育の一環として捉えて積極的に対応しています。学生が実践の場を経験することで仕事に対する価値観を見つめ直すことができます。学生自らが企業の実態を通して世間・社会を知り、業界を知り、働き方を知る場です。学生が自身のキャリアを考えることができる貴重な場として、積極的にチャレンジすることを指導しています。 特に、留学生の就職では、日本国内で希望する企業や仕事を体験して学生・企業が互いに理解を深めることができ、職業選択・採用のミスマッチを防ぐができると考えています。

インターンシップ体験①
インターンシップ体験②

主な実施内容

  • 仕事への価値観を醸成
  • 世間・社会・業界を知る機会の提供
  • 就活ミスマッチの防止
9. ワークプレイスメントへの取り組み

学生に、より活きた就業体験の場を設けたいという考えからアルバイトやインターンシップを通して本物の就労体験ができるプログラムを株式会社ナジック・アイ・サポートと産学連携の形で2016年から提供しています。 アルバイトよりも実践的で有益なインターンシップ型のワークプレイスメントを実現し、興味のある仕事にどんどんチャレンジできる環境を提供しています。学生の社会人基礎力向上のための取り組みとして本学の学生が企業で本物の就労ができる場を提供しています。

  • 社会人基礎力を向上
  • 学生と企業との相互理解
  • 産学連携の取り組み
  • 就職に繋がるプログラム
ワークプレイスメント案内