1.博士前期課程(修士)ではどのような研究をしましたか。
修士課程では、Mambaを用いた新しいアルゴリズムの開発に取り組みました。既存の手法では解決できなかった計算コストの課題に対し、独自の数式モデルを導入することで、処理速度を向上させることに成功しました。この研究成果を国際会議で発表し、専門家から有益な助言を頂いたことが大きな自信となりました。
2.博士後期課程ではどのような研究をしていますか。
現在は、画像、電子カルテ、臨床テキストレポートなど、異なる種類の医療データを統合して解析する「マルチモーダル医療データ融合」のための深層学習モデルの設計と実装を行っています。多様な情報の相関関係を捉えることで、診断支援の精度を飛躍的に高めることが目標です。実社会の医療課題解決に直結する研究に励んでいます。
3.大学院に進学して一番大変だったことはどのようなことですか。
周囲との学力差を痛感したことです。他大学から進学してきた優秀な学生に囲まれ、基礎知識や論理的思考の不足に打ちのめされる日々でした。追いつくために人一倍論文を読み、分からないことは素直に質問する謙虚さを大切にしました。劣等感をバネにして、自分なりの強みを見つけるまでが一番の正念場でした。
4.大学院に進学して一番よかったことはどのようなことですか。
「自分でもやればできる」という自信を得られたことです。専門的な研究を通じて、一つの事象を深く掘り下げる楽しさを知りました。また、学会発表などで多様な背景を持つ人々と対等に議論できたことは、大きな財産です。出身校に関わらず、努力次第で高度な専門性を身につけられると実感できたことが最大の収穫です。
5.第一工科大学で学んだことでどのようなことが大学院の研究に役立っていますか。
先生方との距離が近く、基礎から手厚く指導していただけた環境です。背伸びせず、分からないことを「分からない」と言える素直さを養えました。また、少人数制ゆえに実験装置に触れる機会が多く、実技的なスキルが身についていたことは、大学院での実験主体の研究において大きなアドバンテージとなりました。
6.第一工科大学で楽しかったこと、嬉しかったことはどのようなことですか。
勉強が苦手だった仲間と共に、資格試験や定期試験に向けて教え合いながら乗り越えたことです。無事に合格した時の達成感は今でも忘れられません。また、放課後に研究室で先生や友人ととりとめのない話をしたり、趣味に没頭したりした時間は、今の過酷な研究生活を支える大切な心の拠り所となっています。
7. 第一工科大学の後輩に一言お願いします。
大学生活は、自分の可能性を広げるための自由な時間です。失敗を恐れずに、興味のあることには積極的に挑戦してください。第一工科大学で培う基礎力は、将来どの分野に進んでも必ずあなたの支えになります。先生方や友人を大切にし、充実した学生生活を送りながら、自分の夢に向かって突き進んでください。
